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その健康住宅、本当に健康住宅ですか?

世の中の流れとしても、自然素材や健康志向が住宅業界にも根付きつつあります。

そこで、皆さんが思う「自然素材の家」や「健康住宅」とはなんでしょうか。

無垢のフローリング材。

珪藻土や漆喰の塗り壁。

部屋の中にいて、目に見えるものはこの程度のはず。

逆に、床と壁の表面だけ自然素材で仕上げれば、自然素材の家に「見える」のです。

しかし、これでは合板フローリングとビニールクロスの壁でできた家と、なんら変わりません。

なぜか。

そのフローリング材や塗り壁の「下」には、どんな建材が使われているかご存知ですか?

「自然素材の家」とうたう建築屋さんの中には、下地や構造材に合板や集成材を使用している会社も多く存在します。

合板や集成材=ボンドで塗り固められた工業化製品です。

ではなぜ、合板や集成材を使うのか。

大前提に「目に見えない」から。

ユーザー目線で見ても、目に見えない下地材や構造材よりも、デザインや間取りや設備など、目に見えて気になる部分がいっぱいある。

そして何より、家づくりは初めての方が多いので、そもそも下地材や構造材に様々な選択肢があることを知らない方も多くいます。

さらに建築屋さんにとっては、合板や集成材は安価で加工しやすいから。

ユーザーがあまり気にしない。安価で加工しやすい。

商売だけを考えたら、合板や集成材を使用されるのは当然です。

シックハウスは、表面的な床材やビニールクロスのボンドだけでなく、下地の合板や集成材でつくられた構造材から揮発する有害物質が原因のひとつだということ。

住宅の火災で亡くなる人の大半が、ビニールクロスや集成材が燃えて発生する有毒ガスが原因だということ。

戦後から続く、建設業界と国との関係性、考えが変わらない限り、有害物質を含む工業化製品はこれからも使われ続けます。

こうなったら解決策は一つ。

ユーザーの皆さんが知識を持ち、選択するしかありません。

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