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【経年変化】

10年以上前に、断熱改修と内装、設備のリノベーションをさせていただいたお施主様宅。

ご入居数年で転勤が決まり、その後、賃貸中で、約8年と長い期間、同じ賃借人の方に住んでいただいておりました。

この度、その賃借人の方が退去されたとのことで、原状回復工事のご相談のご連絡をいただきました。

 

そのひとつ、無垢床の原状回復は、サンダー掛けをして、ワックス(キヌカ)を塗布します。

この写真、サンダー掛けの途中の写真です。

床、キレイになっています。

ご自身で利用しながら、メンテナンスしつつ暮らしていけば、ここまでのメンテナンスは必要ないかもしれませんが、今回は賃貸されていたということ、また、この先もしばらく賃貸募集をしていくということもあり、このようなメンテナンスを採用していただきました。

無垢床の良さ、ですね。

合板のように剥がすこともしませんので、ゴミも少なく済みます。

そういえば、以前、お施主様自身のDIYでもこのようなメンテナンスをご報告していただいたことがありました。

愛着がわきますよね。

 

経年変化により色味の変化があるのが無垢材。

ずっと同じ色である無垢材はありません、明るくなったり、色濃くなったり。

キズも付きますね。

無垢材に傷がついても、傷の大きさや深さによって色味や素材が変わることはありません。

この点、合板フローリングにつく傷とは随分見え方が違います。

変化していく無垢材、使えば使い込むほどに自然なツヤ、味わい深いツヤが生まれます。

革製品なんかとも同じですね。

そして、今回のようにメンテナンス、補修で新品同様に生まれ変わらせることも出来ます。

そこで暮らす家族の歴史も感じられ、経年変化を感じながら、愛着が生まれてくる無垢材、変化を楽しみながら無垢材と付き合っていっていただけたらと思います。

無垢フローリングの記事です、こちらもご覧ください。

 

それでは、また明日。

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瀬野 剛史

瀬野 剛史

TAKESHI SENO

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