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自邸 性能向上リノベーション 実践記4

自邸 性能向上リノベーション 実践記4

 

ようやく予算、資金繰りの目処がつき、では、その予算の中で何をするか、の検討です。

といっても、ほぼフルリノベーションの希望がありましたので、それで良いか、の確認ですね。

 

まずは、優先的に手を入れる箇所は・・・

1)すでに傷みが激しい箇所と設備の更新

・外壁 → 塗り直し

・屋根 → カバー工法

※カバー工法とは、既存の屋根材の上から新しい屋根材をのせて被せていく屋根リフォームことです。

屋根材を壊して葺き替える必要はなく、取り壊しや撤去は不要のため、工期が少し短くなるのと、古い屋根の廃材撤去が不要になります。

 

この2点はマストです。

ただ、予定はカバー工法でしたが、実は葺き替えることになりました。

これは後日の”トラブル編”で・・・

 

次に、設備の更新。

洗面台はすでに水漏れしており、リノベーション計画前に撤去済み、キッチンやトイレ、ユニットバスは使おうと思えば、まだしばらく使えましたが、この機会に更新です。

 

2)現状よりも快適に長く暮らしていけるようにするために

・内窓設置

→ 実は10数年前に、当時の補助金を利用して、家の3分の2程度の窓には内窓は設置済みでした。防音、冷気の感じ方など、効果はすでに実感済みです。

今回は内窓箇所はそのままにし、設置の無かった1階部分には新たに設置の計画です。

 

※ここも最終的には、全窓に手を加えることになりました・・・

内窓、および、カバー工法の2工法を採用です。

こちらの詳細も、追って”トラブル編”にでも・・・

 

※サッシのカバー工法

古いアルミサッシ枠に樹脂枠の新しい枠を被せ、ガラスも断熱性の高いものに変えます。

改修前と採光などもほぼ変わらず、断熱効果を高めます。

 

・断熱改修

コストを掛けず気流止めだけやるか、外断熱の付加断熱のみするか、室内を壊してセルロース断熱をするか・・・

コスト的には気流止めのみ、効果的には・・・

 

この効果を考える時には、やはり、Before → afterのシミュレーションです。

Before→afterで、何度くらいの温度で暮らしたいか、どのくらいの光熱費ならば許容範囲か、いまの現状と比べてどの程度良くなるのか。

これを弊社では、加盟している新住協の【Q-PEX】で行います。

 

コストのことも考えつつ、やりたい事もあり、まずは、ある程度の仮設を立て、室内を壊してセルロース断熱にやり替えるをする方向でシミュレーション。

 

それが、これです。

夜間の平均気温が最低の日、暖房設定を20℃に設定し連続運転、夜間は停止した場合に、朝5時の室温と、冷暖房エネルギーの燃費計算をしたものです。

ちなみに、冷暖房エネルギーのbeforeは、(15281kwh・163,218円)です。

これが、afterでは、(5034kwh・59,933円)と約65%減です。

 

本音を言えば、もう少し良くしたい、と感じましたが、予算とのバランス、また、ここまで良くなれば十分かな、という判断のもと、方向性は決定です。

長くなりました、続きは、また後日。

 

それでは、また、明日。

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WRITER

瀬野 剛史

瀬野 剛史

TAKESHI SENO

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