「ラジエントヒーター」とは?

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

毎日の料理で欠かせない調理器具。
ガスやIHクッキングヒーターなど、様々なものがありますが、今回ご紹介するのは「ラジエントヒーター」と呼ばれる遠赤外線の調理器具です。

ラジエントヒーターは、別名「電熱器」とも呼ばれており、渦巻き状のニクロム線の上にトッププレートを置いた調理器具のことを指します。

プレート下にあるニクロム線を発熱させ、その下にあるセラミックを温め、遠赤外線を利用して調理をする仕組みです。
この遠赤外線は、なんと備長炭の3倍もの効果があるため、より美味しく調理をすることができると言われています。

「あれ?最近、料理の腕が上がったんじゃない?」と家族みんなに褒められてしまうかも?
そこで今回は、ラジエントヒーターのメリットや使用上の注意点についてご紹介します。

ラジエントヒーターのメリット

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

調理器具は毎日使うものですから、”使いやすさ”が重要です。
まずは、ラジエントヒーターを使用するメリットについて見ていきましょう。

メリット①遠赤外線効果でふっくら美味しい

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

冒頭でもご紹介したとおり、ラジエントヒーターは、備長炭のおよそ3倍もの遠赤外線効果があるため、素材表面だけでなく内部にまでしっかり熱が通ります。

よく例に出されるのが「ハンバーグ」。
厚みのある大きなハンバーグも、表面を焦がさずに中までふっくら火を通すことができます。
お肉が硬くなりすぎてしまったり、中が生焼けになってしまったりすることがありません。
ラジエントヒーターがあれば、まるでプロの料理人が焼いたように、柔らかくて美味しいハンバーグをつくることができます。
子どもの大好きなハンバーグも、一気にお店の味にグレードアップすることでしょう。

さらに、遠赤外線というのは、その他の熱源に比べて素材の旨味を引き出しやすいという特徴があるため、ラジエントヒーターで調理すれば、いつもの料理がさらに美味しく感じられるはずです。

メリット②鍋の種類を選ばない

IHクッキングヒーターだと、鍋やフライパンの材質によっては使えないことがありますよね。
ラジエントヒーターの場合は、使用する器具を選ばないため、どんな種類のものでも使うことができます。

底が平らなものであれば、土鍋でもアルミのフライパンでもOK。
わざわざ買い替える必要がないのも嬉しいですね。
土鍋で炊いたご飯も、簡単に美味しく調理できるのもラジエントヒーターならではでしょう。

メリット③余熱で調理できるから経済的

ラジエントヒーターのもう1つの特徴は、余熱調理ができること。
一度温めたヒーターは、冷めるまでに時間がかかるので、余熱を活用して調理することができます。
余熱を使って副菜を作るなど、無駄な電気代を省いて効率よく調理できるので、非常に経済的ですね。

メリット④気になる電磁波もカット

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

近年、パソコンやスマートフォン、テレビなど多くの便利な家電製品が増える一方で、懸念されているのが「電磁波」による健康被害。
キッチンでも多く使われるIHクッキングヒーターや電子レンジなども電磁波を発生しています。
ペースメーカーや補聴器を使用している家族がいる場合は、より一層、電磁波の干渉が気になりますよね。

ラジエントヒーターも多少は電磁波を出してはいますが、IHクッキングヒーターに比べれば極端に少なく、体への負担が少ないと言われています。
使う人の健康と安全を考えた調理器具と言えますね。

メリット⑤料理の幅が広がる

ガスコンロでの調理だと、油ハネが気になって、揚げ物調理を避けていたという方は意外と多いですよね。

唐揚げやてんぷらなど、揚げ物はとても美味しいのですが、後片付けが大変。
コンロ周りはもちろん、換気扇までベトベトになることもありますね。
しかし、ラジエントヒーターであれば、油ハネをしないので、揚げ物調理の後の掃除が簡単です。

なぜ、ラジエントヒーターは、油ハネがないのかというと、それは、お鍋からの空気の上昇気流が少ないからです。
燃焼による空気汚れもなく、加熱による水蒸気の発生もありません。
これにより、油ハネはもちろん、結露やカビ・ダニの発生を防いでくれます。

また、熱効率が良いため、短時間でカラっと揚げることもできます。
苦手な揚げ物も、食卓に出る頻度が増えるかもしれませんよね。

加えて、ラジエントヒーターは、炙り焼きも得意。
スタンド式の網を使えば、お餅やトーストを焼いたり、海苔を炙ったりと、調理の幅が広がるでしょう。
夕食のレパートリーやお酒のおつまみのメニューも増えて、楽しさが倍増すると思います。

メリット⑥火災の心配がない

ガスコンロなど、火が出るものに比べて火災の心配が少ないのがラジエントヒーターの良いところです。

ラジエントヒーターは、火を使わない調理器具なので、誤ってガスコンロの火が、着ている衣服に燃え移って大きな事故やケガをすることはありません。

 

ただし、後述するとおり、調理中はコンロ周りが熱くなり、余熱時間も長いため、スイッチを切っても、ヒーター部分周辺には触れないように気をつけましょう。

ラジエントヒーターを使う際の注意点

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

ラジエントヒーターはIHクッキングヒーターに比べると、様々なメリットがありますが、一方で、ラジエントヒーターならではの注意点もあります。
使用の際は以下の点に気を付けて、安全に使うように心がけましょう。

ヒーター部分が高温になるためヤケドに注意

ラジエントヒーターは、ヒーター部分が熱しにくく冷めにくい性質があるため、調理を終えてスイッチを切っても、しばらくは高温のままになってしまいます。
誤ってヒーター部分に触ってヤケドをしてしまわないよう注意しましょう。

コンロ周りも熱くなる

調理中は、トッププレートの熱により、コンロ周りも熱くなります。
ヒーターの周りに調味料やビニール袋などを置きっぱなしにしてしまうと、熱で溶けてしまうこともあるので気を付けましょう。

使い始めに時間がかかる

ラジエントヒーターは、通常の調理器具と異なり、スイッチをオンにしてから十分な熱が出るまでに時間がかかります。

使い始めに少し時間がかかってしまうので、その時間も踏まえたうえで、調理をスタートすると良さそうですね。

ラジエントヒーターで毎日の料理をもっと楽しく

遠赤外線調理器具「ラジエントヒーター」

ラジエントヒーターなら、食材本来の良さを引き出してくれるため、さらに美味しく調理することができます。
料理の腕に自信の無かった人にとっても、強い味方と言えるでしょう。

食事を作ることは毎日のことですから、より楽し簡単に効率的にできるのは、主婦にとっても、それを食べる家族にとってもメリットですね。

私たち無添加計画でも、このラジエントヒーターを推奨しています。
遠赤外線の効果はとても評判がよく、

「ご飯を炊いたら、まろやかになった」
「ラジエントヒーターで沸かしたお湯で淹れたコーヒーがとても美味しかった」

などの声も多数届いています。
ぜひ皆さんも、ラジエントヒーターを取り入れて、その違いを体験してみてくださいね。