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2023.6.22. THU
これってマイホームブルー?不安を解消して家づくりを成功させる7つのコツ

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家づくりの不安から体調を崩す「マイホームブルー」

憧れのマイホームを持つために土地探しをしたり間取りの計画を練ったりするのは、家族にとってワクワクの時間ですよね。
しかし、これまで背負ったことのない大きなローンを抱えることへの不安や、終の棲家を決める不安から、眠れなくなったり気分が落ち込んでイライラしたりすることも…。
もしかしたらそれは「マイホームブルー」かもしれませんよ!?
マイホームブルーに陥ると、うつ病のような症状になることもあり、精神的不安だけでなく食欲不振や不眠など体調不良を訴えることもあります。
不安がイライラに変わり、夫婦喧嘩に発展。最悪の場合、離婚に至るケースもあるのだとか。
せっかくの楽しいマイホーム計画も、これでは台無しですよね。
もしかして「マイホームブルーかな?」と思ったら、原因を究明して早めに対処することが大切ですよ。
なぜマイホームブルーに陥るの?原因は?

楽しいはずの家づくりなのに、なぜ人はマイホームブルーに陥ってしまうのでしょうか?
よくある原因を以下に4つご紹介します。
【原因1. ローンを抱える不安から】
家を購入する…というのは、とても大きな買い物ですよね。
これまでとはケタ違いの買い物ですから、当然、決断する勇気が必要です。
数千万の住宅ローンの契約を目の前にし、「果たして返済していくことができるだろうか?」と不安になる方は多いもの。
契約書にサインする手も震えてしまうかもしれませんね…。
特にここ数年は世の中的に不景気な状態が続いており、仕事の安定性や収入面など先が見えない不安を抱えてしまう方もいるでしょう。
お金に関する悩みや不安というのは、なかなか身近な人に相談しにくいですから、夜な夜な1人で考え込み、眠れない・食欲がないなどマイホームブルーが深刻化するケースがほとんどだと言われています。
【原因2. 準備や打合せなどのストレスから】
家づくりをいざスタートしてみると感じるのが、「忙しさ」。ただでさえ仕事や子育てなど日常生活に追われるのに、休日は打合せや情報収集等に行かなければならず、疲れてしまうことも…。
実はこれも、マイホームブルーの要因の1つと言われています。
慣れない打合わせや手続きを進めながら、これまで通りの生活を送ることは意外とストレス。またそれが、夫婦どちらか一方に偏ってしまうと、マイホームブルーを加速させてしまうことになりますね。
これは家づくりの最中だけに限らず、引っ越しの準備や手続きなどの際にも起こりうることです。
ほかにも、家づくりの打合せを進めていく中でスムーズにいかないことがあったりトラブルがあったりすると、大きなストレスを抱えてしまうことがあります。
【原因3. 実際の家づくりの理想と現実のギャップから】
マイホームブルーは、家づくりをしているなかで「こんなはずじゃなかった…」と理想と現実のギャップを目の当たりにすることでも起こります。
よくあるのが夫婦で意見が食い違い、どちらかが妥協した結果、「やはりこっちの仕様にしておけばよかった…」「こっちの間取りの方が使いやすかった…」といった後悔です。
ほかにも、上手に自分たちの家づくりの理想を伝えられなかったことでイメージしていたものと完成したものが大きく違っていたり、なんとなく違和感を抱いたりすることもマイホームブルーの引き金になります。
このような、自分たちの家に関する不満というのは、入居後にさらにエスカレートすることが多く、「もうこんな家に住みたくない」といった“新築ブルー”に発展することも。周りと比べてしまうことで、より一層そのストレスが膨れ上がることもあるため注意が必要です。
【原因4. 一生ここに住まなければならない不安から】
家を購入する、家づくりをするということは、将来を見越して行うことですよね。
いわば、人生の一大イベントの1つ。
「本当にここに住んで大丈夫かな?」といった不安を抱くことでマイホームブルーに陥ることもあります。
実際、この土地が気に入ったと思って購入したのに「近隣住民とトラブルになった」「思っていたより不便だった」「イメージしていた生活ではなかった」といった話も聞きます。
一度家を購入してしまうと、そう簡単に身動きができないからこそ、不安を抱いてしまうのかもしれませんね。
マイホームブルーから抜け出したい!不安を解消する7つの対処法

マイホームブルーに陥ると、なかなか抜け出せず悩んでしまう方も多いですよね。
まずは1つ1つ抱えている不安を解消することがマイホームブルーから抜け出す近道です。
以下を参考に、マイホームブルー克服に向けて動き出してみましょう。
【無理のない資金計画のためにライフプランをしよう】
最も多いマイホームブルーの要因は、お金の不安です。
住宅ローンの返済やその後の生活の不安を抱える人は圧倒的に多いでしょう。
そんなお金に関する不安や恐怖を解消するには、無理のない資金計画を立てることが大切です。
そこで必要なのが「ライフプランニング」。
ライフプランニングとは、「こんなことがしたい」「こうなりたい」という将来の夢や希望の計画を含め、そのためにはいくら資金が必要かを細かく算出することです。
家族構成や趣味など細かいところまでヒアリングして算出するため、より具体的な目安を知ることができます。
住宅ローンの借り入れ可能額というのは、一般的に年収の7倍と言われていますが、家庭によって同じ収入でも支出額が異なるため、一概に「年収の7倍」借入可能額とすることはできません。
たとえば、旅行が趣味で年に一度必ず家族で海外旅行へ行くようなお金のかかる趣味を持っている家庭とそうでない家庭では、当然収支が変わりますよね。
また、子供が3人いる家庭と1人の家庭。
私立の学校に通わせている家庭と公立の学校に通わせている家庭でも年間の教育費が異なります。
このように、その家庭によって暮らし方が違うわけですから、借入額も大きく変わります。
借りられるからと言って無理な資金計画をすると、後々、好きだった趣味を我慢したり、日々の生活を切り詰めたりしなければならなくなり、マイホームブルーを引き起こす原因となってしまいます。
ですから住宅ローンについて考える際は、「借入可能額」を目安にするというよりも、「いくら借りるか?」借りた後の生活も視野に入れて考え、それを正しく知るために必ずライフプランニングを行うようにしましょう。
専門家に相談することで、的確なアドバイスを受けることができますよ!
【家づくりを始めたキッカケや目的を考えてみる】
たくさんのワクワクした気持ちを抱えて家づくりをスタートしたものの、上手く打ち合わせが進まなかったり、条件に見合った土地が見つからなかったりすると、家づくりそのものが大きなストレスになってしまいますよね。
そんなときはマイホームブルーに陥る前に、まずは「なぜ家づくりを始めたのか?」「なぜこのような家づくりをしたいのか?」そのキッカケや目的について改めて考えてみましょう。
初心にかえることで、もしかしたら本来の家づくりの目的を思い出せるかもしれませんよ。
改めて冷静に考えることで、家づくりをする上での優先順位が明確になり、スムーズに打合せが進むかもしれませんね。
【家族みんなで家づくりに参加する】
家族の意見がまとまらず、ストレスになってマイホームブルーに陥る場合は、家族の要望をまとめる「家づくりノート」を作りましょう。
「こんな家にしたい」「こんな設備が欲しい」など、具体的なアイデアや意見を家族それぞれが書き留めておくのがおすすめです。
そしてこのノートを使って定期的に家族会議を行えば、お互いの考えを理解し合うことができますよね。そうすることで家族みんなが納得して家づくりを進めることができます。
家づくりは、お金を出す世帯主だけのものではありません。
子供であっても家族の一員です。
みんなで家づくりに参加できる環境をつくることもマイホームブルー解消に大切なことですよ!
【情報収集を行って知識を深める】
家づくりをしていく上で「やっぱり○○すれば良かった」という後悔が増えてくると、マイホームブルーにつながってしまいます。
この後悔を少なくするには、家づくりの知識を深めるのがおすすめ!
・土地の選び方
・ライフスタイルに合った間取り
・住宅の性能
など、家づくりをする側も情報収集をしっかり行いましょう。
家づくりとひと言で言っても、家の構造や工法、使用する建材などは様々。
事前に情報収集し、自分たちの目指す家づくりと合致している施工会社に依頼すれば、失敗が少なく済みます。
情報収集する際は、メーカーのカタログを見たり施工会社のホームページを見たりするだけでなく、実際に見学会などイベントに参加するのがいいでしょう。
もし、知らない用語や疑問点が出てきたらすぐに確認し、不安をクリアにしていくといいですね。
いまや、SNSなどを中心に情報があふれている時代ですが、この情報を精査し、家づくりにうまく活かしていくことが成功へのカギですよ!
【写真やイメージ図を活用して希望を伝える】
「こんな家に住みたい」という漠然としたイメージを頭の中で思い描くだけでは、なかなか相手に伝わりません。
たとえば「便利な家事動線がある家」と言われても、何を便利と思うかは人それぞれですから、作成してもらったプランが気に入らないということもあるでしょう。
せっかく貴重な時間を割いて打ち合わせをしても、イメージと違ったのでまたやり直し…となると、工期も延び、ストレスが溜まる原因になります。
そんなイメージのズレを解消し、マイホームブルー対策をするには、取り入れたい間取りやデザインの写真やイラストを提示することです。
「おしゃれな家」「スタイリッシュな家」など言葉では伝わりにくい部分も、写真やイラストであれば伝わりやすくなります。
日ごろから、雑誌やSNSなどをチェックし、「いいな」と思ったものを保存しておくのがおすすめですよ。
【経験者の話を参考にする】
家づくりというのは、一生に一度の大きな買い物です。
「失敗したくない」という気持ちからマイホームブルーになってしまう方は大勢いますが、その不安を一掃してくれるのはやはり「経験者の声」。
最近家づくりをした人が近くにいれば、ぜひ新居に訪れて話を聞いてみましょう。
家族構成やライフスタイルが似ている家庭であれば、きっと参考になることが多いはず!
雑誌やSNSでは知りえない生の声を聞けば、マイホームブルーの不安も吹き飛ぶかもしれませんよ!
もし周囲に家づくりをした経験者がいない場合は、住宅会社が実施しているイベントに参加してみましょう。
最近では、実際に建てたお家をそのまま見学できるスタイルが多いため、一般的な住宅展示場よりも参考になることが多いと思います。
◀◀オーナー様の声はコチラから
【周りと比較しないことも大切】
家づくりをしていると、周りと自分の家を比較してしまいがち。
SNSなどで見かける家と比べて一喜一憂することは、マイホームブルーの大きな要因となるので避けましょう。
家族構成や暮らし方は各家庭によって異なるものです。
周りと比べて悩んだり、「これで良かったのかな?」と不安になったりするのではなく、あくまで参考程度にチェックすることが大切です。
そうすることで、つらいマイホームブルーに陥らずに済むかもしれませんよ。
不安や疑問を解消してマイホームブルーを回避しよう

一度マイホームブルーに陥ると、楽しみだったはずの家づくりが苦痛になってしまいます。
不安や恐怖から、そもそも家づくりを辞めたい、完成した家に住みたくないといった状態まで発展するケースも珍しくないため、早めに対処することが必要ですね。
マイホームブルーを解消するには、今回ご紹介したようにライフプランニングの実施や正しい知識や情報を得て、1つ1つの不安要素をクリアしていくことが大切!
家族みんなで協力しながら、マイホームブルーを回避して納得のいく家づくりをしましょう。
私たち無添加計画では、マイホームブルーで最も多い「お金の不安」を解消するために、家づくりの第一歩として「ライフプランニング」の実施を推奨しています。
家族の数だけ暮らし方があるように、悩みや不安も十人十色。
「どんな暮らし方をしているか?」「趣味は?」などプライベートな部分までしっかりとお話を伺いながら、各家庭に合った無理のない家づくりを提案していますので、家づくりを考え出したら、まずはお気軽にご相談ください。
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