2022.2.01. TUE
安全持続性能向上リフォーム
NEW
安全持続性能とは?
安全持続性能とは、「省エネ性能」「耐震性能」に次ぐ第3の性能として、作業療法士のヨシロー氏が提唱した住宅性能の1つです。
ヨシロー氏は、国家資格である作業療法士として11年間でおよそ3,000人(評価・検査含む)を診た経験を持ち、2016年に家を建てた施主としての経験や子どもをもつ父親としての経験から、安全持続性能の基準である「ヨシロー基準」を生み出しました。
この「ヨシロー基準」では、世代関係なく安心安全に住み続けられる家づくりを主な目的としています。
特に住宅内での転倒リスクにおいては、重きをおいています。
介護が必要になった原因の第3位にも挙げられている「骨折・転倒」のリスクというのは、決して高齢者だけではなく全ての世代に適応されるべき問題であるからです。
ヨシロー基準
左の図のように、ヨシロー基準に則った安全持続性能は、トイレ、階段、玄関、廊下などを十数項目に分類し、それぞれに基準を定めています。
このヨシロー基準の家というのは、高齢者だけでなく、夫婦2人の世帯にも、子育て世代にも誰にとっても安心して住み続けられることが特徴です。
例えば、車いすでの使用を考えた広めのトイレは、車いす生活を送る人にとってのみ快適というわけではありません。
広さがあるということは、それだけ身動きがとりやすいので掃除がしやすく、お子様のトイレトレーニングもしやくすなります。
また、介護ベッドの設置を考えたユーティリティスペースは、勉強部屋や趣味部屋、客間など様々な用途に使用できる可変性があります。
リフォームにヨシロー基準を
無添加計画では、安全持続性能が高いヨシロー基準を取り入れたリフォームを推奨しています。
若くて元気なうちは、「自宅内で転倒して骨折なんてしない」と思われるかもしれませんが、年齢を重ねた将来は、そのリスクがゼロとは言い切れませんよね。
また、配偶者や子どもにも転倒のリスクは当然あるでしょう。
そして、家族の誰かが介護を必要としたとき、介護をするのはご自身です。
介護する側・される側、全ての人にとって快適な暮らしができるよう設計するのが理想ですね。
リフォームにおいては、新築とは異なり、十数項目あるヨシロー基準の全てにおいて最高値をクリアするのは難しいですが、例えば玄関だけ、トイレだけ、というように、実現可能なものだけをピックアップしヨシロー基準でつくることは可能です。
たった数箇所だけだとしても安全持続性能はグッと高まります。
ご希望や予算にあわせて、ヨシロー基準をリフォームに取り入れてみてはいかがでしょうか。
REFORM
他の記事も見る