（以下、リクルートSUUMOによる取材記事）
「家族がいつも笑顔で過ごせる家、というのが一番ですよね」と理想の家づくりについて語るKさん。「細かな要望を伝えたヒアリングシートをもとに、しっかりと形にしていってくれました。リビング階段や動線などひとつひとつがきちんと意味を持って作られているんですよね」と振り返る。「片付けが苦手なので収納をたくさん作ってもらいました」と語る妻。見せたくないものをパントリーに収納し、リビング側から見たキッチンはすっきり。家事のしやすい動線にも配慮し、パントリーから水周りや玄関へと繋がる。床には無垢のパイン材、階段には南三陸杉、壁にはスペイン漆喰の塗り壁を。「木の香りが気持ちいいですね。冬でも結露せず、夏もべたっとした感じがしない。家の中の湿度が全然違います」と自然素材の家の住み心地を語る。また、宮城県で暮らすKさんにとっては住まいの耐震性も気になるポイントだった。地盤調査を行ったうえで、さらにスーパージオ工法も採用。東松島市で震度5強を記録した地震でも「コップの水が少しこぼれた程度」だったという。家族の安心とともに、「薪ストーブやペットスペース、書斎や趣味のスペース、ガレージも入れることができ、昔から思い描いていた夢がふんだんに詰まった家ができ上がりました」と、笑顔に包まれた住まいとなった。
階段を中心に周回できる動線、キッチンからパントリー、洗面室へと水周りを周回できる動線があるKさん邸。玄関のシューズインクローゼットからも直接廊下へ出入りできる。和室もリビングを通らずにトイレや洗面室が使え、ゲストが泊まりに来た際にも重宝する。シンプルな正方形の中に、様々な部屋が2ウェイで繋がる考え抜かれた間取りプランだ。
子ども部屋の洋室1・2は将来仕切れるようにドアは2か所に。それぞれ上部にロフトを設け、収納としてはもちろん、隠れ家のような遊び場に。主寝室には夫の書斎、1階のパントリーには妻の趣味スペースとしてのカウンターが設けられるなど、家族それぞれが楽しめるプラスアルファの空間づくりにも注目。
肌触りの良い無垢の木と、壁の漆喰による調湿作用で心地よい室内空間となるKさん邸。子どもたちが裸足で駆け回り、笑顔あふれる住まいに。居心地が良すぎて外へ食事に行ったり出かけることが少なくなったという
憧れだった薪ストーブを入れたリビング。「火を見ると気持ちが安らぎますよね。これだけで2階まで暖かくなります」と嬉しそうに語るKさん。この場所が家族みんなのお気に入り。「子どもたちもごろごろして遊んで、床にたくさん傷もついていますが、それが味になって思い出になっていきますよね」と語る
「子どもがもう少し大きくなったら犬を飼おうと思っているので」と、階段横のリビング収納下部にペット用のケージを置くスペースを造作
夫が帰るまでは薪ストーブはつけずに温水ヒーターのみで過ごすが、それでも十分暖かい。「建築中に見学した父がこんな断熱構造は見たことがないと言っていました。真冬にストーブをつけていなくても寒いと感じたことはないですね」と高い断熱・気密性能を実感している。防音性も高く、外で雨が降っていても気付かないことが多いそう
冷蔵庫もパントリーに隠し、キッチンの背面は壁一面すっきり。夫も料理を楽しむというKさんのこだわりで火力の強いガスコンロを採用
アクセサリーなどを作るのが趣味という妻の要望で、パントリー内にカウンターを設置。「『私のスペース』を作ってもらいました」と笑う。家事や子育ての合間に趣味を楽しめる素敵な場所となった
パントリーと一直線に繋がる洗面室。家事動線がスムーズで使いやすい。パントリーの収納棚や無垢材の洗面台もオリジナルで造作
おしゃれなタイルで飾られた洗面台。白い漆喰の壁とのコーディネートも素敵
玄関のシューズインクローゼットから廊下を通り、そのまま洗面台で手洗い・うがいができる
お買い物した荷物はそのままパントリーへ。一連の動線がすべてスムーズに設計されている
玄関ホールも木の香りに包まれるKさん邸。大容量のシューズインクローゼットで玄関周りがすっきり
漆喰の塗り壁はニッチなどの細かな造作もきれいに仕上げることができる
「友人が遊びに来ると玄関を入った瞬間に『暖かいね』というんです」。普段はリビングとの引き戸も開け放しており、ワンフロアがほぼ均一の室温になっている
子ども部屋にはそれぞれロフトを設置。漆喰の白い壁が光を反射する明るい室内でのびのびと過ごせる
夫の希望で主寝室に隣接して書斎スペースを設置。カウンターや書棚も無垢材で造作。一人で集中できる空間も大事な場所
「『親が読んでいる本に子どもが興味を持つようになるから』と子どもがいつも通る場所にファミリーライブラリーの設置を提案してくれました。すべてが私たちにとって意味のある設計で、本当に信頼できましたね」という
階段の手すりも無垢材を使用。床の無垢材とともに、数年後、数十年後に味わい深い色合いになっていくのが楽しみ
トイレの床も無垢材に。漆喰の壁に囲まれた個室も、湿気がこもらずに居心地よい空間
漆喰の壁がきれいな光と影の模様を映し出すKさん邸。「担当の阿部さんが本当に親身になってすべての疑問を解決してくれましたね。私たちにとって100％理想の住まいができました」と語る
「外から見るとコンパクトに見えますが、中に入ると意外と広く感じるんです」というKさん邸。アメリカンガレージは車好きのKさんの要望を叶えるため、担当スタッフが探して提案してくれた
施主Kさんが無添加計画に決めた理由
「家を建てようと検討していたものの、なかなかしっくりくるところがなかったんです。『家づくりって何だろう？』と疑問を持っていたところに、たまたま無添加計画さんのことが詳しく書かれた本を読んで、その家づくりの考え方に共感したのが最初でした」と同社との出会いを語るKさん。その後、インターネットで調べたり、見学会やセミナー等に参加し、自然素材や断熱・気密性能、構造など、これなら間違いないと確信したという。「私も会社を経営していますので、そういう視点で見てしまうのですが、広告宣伝費など余計なコストを極力かけずに、その分をしっかりと素材や住宅性能に費やすという姿勢に共感しました」。Kさんが最初に見学した無添加計画の住まいは、建築後数年経ったオーナー邸。「夏の暑い日だったんですが、エアコンを入れていないのに暑苦しくない。ちょっと不思議な感覚でしたね。以前から『健康』についても意識してましたので、無垢材や調湿作用のある漆喰、体に害のない接着剤や塗料を使用するなど、化学物質を極力排除した家づくりで、住む人のカラダのことにも配慮した家を実現してくれることも決め手でした」。家族の健康と安心を守ることができる無添加計画の住まいが、Kさんの理想の家づくりにぴったりだった。
この建築実例の担当者より
当初の打ち合わせ時からヒアリングを重ね、前のお住まいでの暮らしぶりを拝見しながら困っていることなどもすべて洗い出していきました。子どもたちの遊びっぷりや、片付けに困っているところなど、それらを踏まえた上で、ご家族みんなが楽しく、暮らしやすい動線や収納プランをご提案させていただきました。K様邸の最大の特徴は、階段を家の真ん中に据えて、そこを回遊できるようにしたことです。階段が壁側に接していないので、冷気が降りてくることがなく1階の暖かさを快適に保つことができます。また、扉を開け放してグルグルと子どもたちが走り回れると楽しいだろうなと考えていました。実際にそのように暮らしていただいているのを見て、K様ご家族に本当にぴったりの住まいになったと感じています。
