注文住宅ならお庭にシンボルツリーを取り入れよう

注文住宅ならシンボルツリーを取り入れよう!庭木があるメリットと植栽選びの5つのポイント

注文住宅でぜひ取り入れて欲しいのが「シンボルツリー」。お庭や玄関周りにあると、見た目がとてもおしゃれになりますよね。

実はそれだけではありません。

シンボルツリーがある暮らしは他にも様々な良い効果を与えてくれるんです。

次節では、そんなシンボルツリーがあるメリットについてご紹介します。

シンボルツリーを植えるメリット

注文住宅ならシンボルツリーを取り入れよう!庭木があるメリットと植栽選びの5つのポイント

シンボルツリーとは、その家の“象徴”となる木のこと。

家を建てた記念として…新しい家族が増えた記念として…など、「記念樹」の役割を果たす場合もありますよね。

家族・家とともに成長するシンボルツリー。

なぜ植えた方がよいのか、そのメリットについて見ていきましょう。

 

【メリット①目隠しになる】

玄関周りやお庭にシンボルツリーを植えると、周囲の道路や隣近所からの視線を遮る効果があります。

周辺環境によっては、人通りの多い道路に家が建っていたり、隣近所との距離が近かったりすることがありますよね。

そんなときに自然と視線をシャットアウトしてくれるので、プライバシー保護の効果が期待できます。

高い塀やブロックで囲ってしまうよりも、見た目も美しいですよね。

【メリット②外観にメリハリが生まれる】

シンボルツリーやお花を植えると、殺風景な外観にメリハリが生まれるので華やかさがグッとアップします。

外観に物足りなさを感じたら、ちょっとの植栽でも良いので取り入れてみてください。その違いを実感できると思います。

【メリット③四季の移り変わりを感じられる】

季節ごとに様相を変える樹種をシンボルツリーとして選べば、日本特有の「四季」を感じることができます。春には美しい花を、夏には青々とした葉を付け、秋冬に幹だけになる…というのも素敵ですよね。

シンボルツリーが見える場所にピクチャーウィンドウを取り入れて、室内から季節の移り変わりを眺めるのもおすすめですよ。

【メリット④日除けになる】

シンボルツリーを植えるのは、日射遮蔽の観点からも◎。

冬は陽射しを取り込み、夏は植樹で「日除け」の役割を果たすことができます。樹種によって夏に生い茂り、冬に葉を落とすものあるので、うまく取り入れるといいでしょう。

シンボルツリーを賢く選ぶ5つのポイント

注文住宅ならシンボルツリーを取り入れよう!庭木があるメリットと植栽選びの5つのポイント

これまでご紹介したとおり、シンボルツリーを取り入れた家づくりは、見た目だけでなく日射遮蔽やプライバシー保護など様々な役割を果たしてくれるので、より快適な暮らしができるでしょう。

しかし庭木の種類はたくさんあるので、どのようなものを取り入れたらいいのか悩んでしまうことも。

ここでは上手な庭木の選び方について、3つのポイントをご紹介します。

【ポイント1,目的に合った庭木を選ぶ】

シンボルツリーを選ぶ際は、どのような目的で植えたいのかを明確にしましょう。

たとえば、

・目隠しのため

・日除けのため

・記念樹として

・華やかに彩るため

など様々な目的や用途があると思います。

 

シンボルツリーは、その目的に相応しい樹種を選ばないと、効果が半減してしまうことがあるので注意しましょう。

目隠しを目的としてシンボルツリーを植えても、冬に枝葉が落ちてしまうような落葉樹を選んでしまうと、冬は外から家の中が丸見えになってしまいます。

それぞれの目的に見合った木を選ぶことが大切です。

 

 

【ポイント2,日射条件を考慮して選ぶ】

シンボルツリーを植える際は、日射条件に適した場所に植えましょう。

植えたい木が、日当たりを好む樹種なのか、直射日光が苦手な樹種なのかを配慮するといいと思います。

 

■日当たりの悪い場所でも育つ樹種

・ツバキ

・シマトネリコ

・ヤマボウシ

など

 

■日光を好む樹種

・オリーブ

・ソヨゴ

・イロハモミジ

など

【ポイント3,設置場所の広さを考慮して選ぶ】

シンボルツリーを植える場合は、日光の有無に加え、十分な広さがあるかどうかもチェックポイントです。

成長スピードの速い樹種の場合、枝葉を伸ばしても邪魔にならない場所か、十分な広さが保てるか、隣の家の庭にはみ出してしまわないかなども配慮が必要ですね。

どうしても設置場所に余裕がない場合は、成長がゆっくりな樹種を選ぶか、成長してもコンパクトなサイズ感の樹種を選ぶといいですよ。

【ポイント4,育てやすさで選ぶ】

普段、庭木のお手入れに不慣れな方は育てやすさで選ぶのもいいでしょう。

季節によって葉を落とす落葉樹は、こまめに管理をしないと植栽周りが落ち葉でいっぱいになってしまいます。

玄関周りであれば、美しさも半減してしまうので要注意!

 

また、成長が速い樹種だと、定期的に剪定を行わなければならないため、面倒に感じることも…。

ほかにも、害虫駆除の手間が省きやすい、虫が寄りにくい木を選ぶなども重要なポイントです。せっかく植えたのに、手入れが行き届かず雑多な印象にならないように気を付けてくださいね。

【ポイント5,建物や外構の雰囲気で選ぶ】

家のシンボルとなる木ですから、お庭や玄関周りとの統一感を持たせたいものですよね。

一般的に、葉が分厚いものが和風のイメージ。

葉が薄いものが洋風のイメージです。

どんなお庭にしたいのか、建物の外観とのバランスを見ながら考えてみましょう。

【目的別】おすすめのシンボルツリー

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では早速、こんなときはどのようなシンボルツリーがいいのか、おすすめの樹種をご紹介しましょう。

お家のテーマや外観の雰囲気はもちろん、どのような目的を持ってそこにシンボルツリーを植えたいのかも考えながら選んでくださいね。

■目隠しにおすすめのシンボルツリー

目隠しを主な目的としてシンボルツリーを選ぶ場合は、以下の3つの性質を持つ木を植えるのがおすすめです。

・葉の密度が高い

・秋冬でも葉が落ちない

・虫がつきにくい

 

 

常緑樹であれば、1年通して葉が生えているためしっかりとした目隠しになります。

・キンモクセイ

・サザンカ

・沈丁花

・コニファー

・シマトネリコ

・シラカシ

・オリーブ

などが人気です。ハナミズキやキンモクセイなどは、花を咲かせる木でもありますから、四季の移り変わりも感じられ、花のいい香りに癒されるという効果もありますね。

植えるスペースや雰囲気を考慮して検討しましょう。

■和風の外観に合うシンボルツリー

古民家や和モダンといった日本特有のおしゃれな雰囲気を好むなら、和風のイメージに合ったシンボルツリーがおすすめです。

 

たとえば、

・イロハモミジ

・サクラ

・ツバキ

など、季節を楽しめる樹種がいいでしょう。

ほかにも、ブルーベリーや南天など実のなる木も目で楽しむことができます。

砂利や竹垣などをプラスすれば、一気に「和」の雰囲気に。

和モダン風が良ければ、ヤマボウシやヒメシャラなど和洋どちらにでも相性が良いシンボルツリーを選ぶのもいいですよ。

■日除けにおすすめのシンボルツリー

夏の強い日差しを遮る目的でシンボルツリーを植えるのであれば、日光に強い樹種を選びましょう。

一般的には常緑樹の方が、日差しに強い傾向にありますが、直射日光に長時間あたりすぎると葉焼けを起こすことがあるので注意してくださいね。

 

代表的なものでいうと、

・シマネトリコ

・ヤマボウシ

・サルスベリ

・ヒイラギ

などは西日にも強く、暑さにも比較的強いことで有名な木です。

成長して枝葉が広がる樹種であれば日陰ができやすいので、暑い日差しを遮るのに適しています。

シンボルツリーを植えるおすすめの場所

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シンボルツリーを植えるおすすめの場所は、

・玄関周り

・門扉の周辺

・リビングから見えるお庭

などです。

 

玄関や門扉周辺だと、お家の「顔」となり、その家を象徴する“シンボルツリー”になります。外から見ても「素敵な家だな」と見栄えがするでしょう。

リビングから見えるお庭に植える場合も、お庭を華やかに見せる効果があります。室内からの景色もきれいなので、自慢のお庭になるはずです。

 

広いスペースが確保できないときは、鉢植えでシンボルツリーを取り入れることもできるので、検討するといいかもしれませんね。

鉢植えであれば、台風など悪天候の際も移動ができるので、室内へ避難させるなどの対策をすることができます。

大切な木を傷めずに済むかもしれませんね。

 

注文住宅にシンボルツリーを取り入れる際の注意点

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シンボルツリーで庭や玄関を彩ることでおしゃれに見せることができますが、お手入れの頻度や方法についても考えないと、後悔することも…。

以下の注意点も参考に、シンボルツリーの植栽計画をしてください。

【注意点①水やり動線を確保する】

シンボルツリーを植えるということは、水やりしやすい動線を確保することも必要です。植栽をした付近に水栓を設置したり、ホースを使って水やりをしたときに邪魔にならないような動線にしたり、管理しやすい環境にしましょう。

 

【注意点②定期的な剪定を行う】

シンボルツリーを植えるということは、定期的な剪定を行うことも視野に入れておきましょう。お手入れの頻度が少なくて済む樹種であっても、やはり伸び放題の枝葉では景観が損なわれてしまいます。

場合によっては、隣の家の敷地に侵入し、トラブルに発展することもあるので注意が必要です。セルフメンテナンスが難しい場合は、業者に依頼するなども検討しておきましょう。

【注意点③虫や鳥の被害に気を付ける】

お庭や玄関にシンボルツリーなどの植栽をした場合、害虫対策もしておきましょう。害虫は湿気を好むので、手入れが行き届いていないと木々が密集し、害虫や病気の発生を許してしまいます。

定期的に剪定を行い、なるべく風通しを良くすることが大切です。

 

また、実や花を咲かせる木をシンボルツリーに選んだ場合は、鳥や遊びに来ることも…。鳥のさえずりを聞いたり、可愛い鳥の姿に癒されたりすることもありますが、場合によっては鳥のフンが洗濯物やデッキに落とされることもあるので注意しなければなりません。

それが敷地内ならまだしも、隣近所にまで迷惑をかけることもあるので気を付けましょう。あまりにもひどい場合は、鳥よけなどを取り付けて対策を行うといいと思います。

注文住宅はお気に入りのシンボルツリーで暮らしを華やかに彩って!

注文住宅ならシンボルツリーを取り入れよう!庭木があるメリットと植栽選びの5つのポイント

注文住宅というと、間取りや内装ばかりに気を取られてしまいがちですが、お家を象徴するシンボルツリーを取り入れると、お家周りを華やかに見せることができます。

狭いスペースでも、ちょっと緑があるだけで雰囲気が変わりますから、ぜひお家づくりの際は外構工事について考えてみてくださいね。

 

私たち無添加計画でも、家づくりに付随するお庭や玄関周りの植栽について様々なご提案させていただいております。

植える場所や目的に合わせたシンボルツリーを植えて、毎日の暮らしにやさしさと潤いをもたらしましょう。