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家のこと(新築)
2021.12.07. TUE
木にも人にもやさしい自然派ワックス「キヌカ」
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お米から生まれたワックス「キヌカ」とは?
キヌカとは、米ぬかから抽出した油(米油)とメドウフォームという植物の種から抽出した油のみでできている自然塗料です。
基本的に無色透明で、赤ちゃんが舐めても安心な100%天然成分でできています。
キヌカの名前の由来には2つあるそうで、
1つは「木」と「糠(ぬか)」の文字を合わせて名付けたもので、木と米ぬかの融合による自然循環を表現しています。
もう1つは、キヌカを塗ると、「絹(キヌ)」のような柔らかさに木が「変化(カ)」するという意味から来ていると言います。
お米大国である日本ならではの“自然の恵み”からつくられた塗料が、キヌカなんですね。
今回は、自然素材の家に欠かせない自然派ワックス「キヌカ」の魅力に迫りたいと思います。
自然素材の家にキヌカを使う7つのメリット
自然由来の塗料は、キヌカのほかにも多数存在します。
たとえば、蜜蠟、ひまわりオイルや亜麻仁油などを使用したものもその1つ。
そのなかでも、キヌカをおすすめするのには理由があります。
キヌカならではの7つのメリットをご覧ください。
メリット①乾燥時間が圧倒的に少ない
他の自然塗料材に比べ、キヌカは乾燥時間が圧倒的に少ないのが大きな魅力。
完全に乾くまでには多少かかりますが、2~4時間も経てば、指で触ってもサラサラ。
塗り直しをしたいときも、乾燥時間が少ない方が使いやすくて便利ですよね。
メリット②無色透明だから無垢材本来の美しさを表現できる
キヌカは、ワックスそのものに色がついていないので、無垢材本来の木目の美しさを楽しめるというメリットもあります。
また、浸透性が高いので、木に馴染みやすく、木目が際立って見えるのもキヌカの特徴でもあります。
木肌の美しさをより高く実感することができるでしょう。
メリット③塗った後も臭い残りがない
キヌカは主剤100%で、溶剤を一切使用していないので、塗っている時から臭いが全くしません。
作業中の換気をする必要もなく、塗った後も臭いが残る心配がないので安心して使うことができます。
メリット④人の肌への刺激が少ない
キヌカは、人の肌への刺激は蒸留水と同じくらい安全であると言われています。
特にアレルギーのある方や小さな赤ちゃんなど、刺激物に敏感な方がいるご家庭でも安心して使うことができるでしょう。
このような理由で、キヌカを選ぶ方も多いんですよ。
メリット⑤粘性が少ないから塗りやすい
主剤100%で粘性が少ないキヌカは、サラッとしたテクスチャーで伸びが良いのも特徴です。
伸びが良いということは、誰でも塗りやすく、扱いやすいというメリットがあります。
キヌカを塗る木の材質にもよりますが、1Lでおよそ80㎡も塗ることができるのでとても経済的!
また、寒い冬の時期であっても固まることがないので、一年中作業することができます。
いつでも気になったときに塗り直しができるのは嬉しいですね。
メリット⑥自然発火の危険性がない
一般的によく使用されている亜麻仁油や桐油は、自動酸化しやすいため、自然発火をする恐れがあります。
ワックスを塗る際に使用した布を、洗わずにそのまま放置してしまうと、自然発火し、火事になることもあります。
しかし、キヌカは自然発火の危険性が少ないため、取り扱いも安心です。
ただし、もちろん直接加熱すれば、発火する恐れはあります。
必ず使用した布や容器は、しっかり洗っておきましょう。
洗う際は、家庭用の洗剤を使っても問題ありません。
また、残ったキヌカは、キャップをしっかり閉めて日の当たらない場所へ保管してくださいね。
メリット⑦ホルムアルデヒドの放散量が測定下限値以下
自然塗料と言うと、全て「安心・安全」と思われがちですが、実は自然塗料であっても塗装後に乾燥する段階で、ホルムアルデヒドなどの有害物質を発生させてしまうことがあるんです。
しかし、キヌカはホルムアルデヒドやVOC5成分について測定したところ、全て下限値以下の結果が出ていますので、問題なく使うことができます。
ホルムアルデヒドなどの有害物質は、目に見えないものですから知らず知らずのうちに空気と一緒に吸い込んでしまうことも考えられます。
健康に害のない成分であるということも、キヌカがおすすめできる理由なんですよ。
キヌカを塗る際の注意点
無垢の床材の傷防止や拭き掃除の目的でキヌカを塗ることがありますが、実際に自宅で塗る際は、どのような点に気を付けたらいいでしょうか。
以下の点を確認しておきましょう。
塗り過ぎに注意する
ハケなどを使ってキヌカを塗ると、塗り過ぎてしまうことがあります。
塗る際は、専用の布か日本手ぬぐいを使って、薄く擦り込むようなイメージで塗ってください。
一度塗りだけで大丈夫です。
二度塗りをするなど、塗り過ぎてしまうとべたつきの原因になるほか、完全に乾くまでに時間がかかってしまうので気を付けてください。
塗る前には必ず試し塗りをする
キヌカは、基本的に無塗装の無垢材であればどの木材でも使用可能ですが、初めて使用する場合は、念の為、木板などのサンプルで試し塗りをしましょう。
その際に、変色がないか、乾燥時間がどれくらいなのかを確かめてみてから、本塗りをするといいと思います。
含浸しやすいものへ“戻り”がある場合もある
キヌカは、乾燥する時間が短い塗料ですが、完全に内側まで乾くまでには約1ヶ月はかかると言われています。
完全に乾いていないうちに、段ボールや新聞紙を置きっぱなしにすると、キヌカが戻ってしまい、段ボールなどに染み込んでしまう可能性もあります。
木にも人にもやさしい自然素材100%のキヌカを使おう
私たちは、家の中を靴ではなく裸足で過ごすことが多いですよね。
だからこそ、フローリングの快適さにこだわりたいもの。
せっかく無垢材の床にしたのなら、その良さを十分に感じられる自然素材のワックスを使いましょう。
私たち無添加計画では、建材だけでなく、このようなワックスにもこだわり、木にも人にもやさしい家づくりをしています。
また、その快適さが長続きするよう、アフターメンテナンスもしっかりサポート。
自宅で出来る簡単な補修方法やお手入れの仕方についてもレクチャーを行っています。
家は、建てたら終わりではありません。
一生モノの家づくりを、私たちと一緒に考えてみませんか?
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