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家のこと(新築)
2021.12.09. THU
遮熱性に優れた外壁塗料材「セレクト・リフレックス」
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外壁遮熱塗料「セレクト・リフレックス」とは?
家の一番外側の塗り壁材である「セレクト・リフレックス」は、防カビ材として安全なホウ酸を使用している建築材のことです。
セレクト・リフレックスに含まれる中空セラミックには、鏡のように熱を反射させる性質があるため、外壁に塗ることで、太陽熱を反射し、建物に熱を伝えさせないようにする効果が期待できます。
今回はこのセレクト・リフレックスが持つ4つの特徴についてご紹介します。
そもそも「遮熱」とは?断熱との違いは?
遮熱という言葉そのものが、あまり聞きなれないという方は多いですよね。
断熱とどう違うのか、「遮熱」とは何か?についてご説明しましょう。
断熱とは?
一般的に「断熱」というのは、熱を伝わりにくくすることを言います。
暑い夏の日は、室内の温度を上昇するのを防ぎ、寒い冬の日は、冷気から室内を守る効果があります。
遮熱とは?
「遮熱」というのは、太陽光を反射させることで、建物の壁の温度上昇を防ぐことを指します。
たとえば、どのお家にもあるカーテンやブラインド。
これも遮熱効果のあるものです。
カーテンやブラインドが、窓の外から降り注ぐ太陽熱を受けてくれるので、室内に熱が放射されるのを防いでくれます。
逆にカーテンやブラインドがないと、日射しが家の中に入り、熱気で室内温度が急上昇するでしょう。
冷房効率も悪くなってしまうので、「遮熱」というのは、非常に大事な役割があるんですね。
では早速、セレクト・リフレックスにはどのような効果があるのか、ご紹介しましょう。
【特徴①】セレクト・リフレックスは遮熱効果が抜群
真夏のギラギラと照りつける太陽熱を浴びた外壁というのは、50~70℃にもなると言われています。
一般的な外壁仕上げ材だと、この熱を反射させる効果が乏しいため、ほとんどを吸収してしまうのです。
こうして吸収した熱は、外壁面から放出することができないため、蓄熱した状態に…。
すると外壁の熱が壁を伝わって室内に入ってしまい、夜間でも外は涼しいのに、室内はなんとなく熱い…という現象が起きてしまいます。
一方、セレクト・リフレックスの場合、太陽熱を反射することで、外壁の表面温度を20~30℃ほど削減する効果があります。
そのため、建物自体の熱も上昇しすぎることがないのです。
サーモグラフィによる外壁温度の比較
上記のサーモグラフィの画像を見れば一目瞭然ですよね。
ほかの外壁材だと、壁や屋根が熱で赤くなっているのに対し、セレクト・リフレックスが施された家は、外壁の温度が上昇していませんよね。
なぜ、セレクト・リフレックスは他の外壁材と違って遮熱効果が高いのかと言うと、それは、セレクト・リフレックスに含まれる中空セラミックが効果を発揮してくれるからです。
中空セラミックというのは、冒頭でもご紹介したように、鏡のような性質があるため、熱を効率よく反射してくれます。
これにより、熱だまりのない快適な温熱環境を作り出すことができるのです。
遮熱がしっかり施され、室温の上昇を防ぐことができれば、エアコンの使用もグッと抑えることができます。
光熱費の削減につながることで、家計の負担も減らすことができるかもしれませんね。
【特徴②】セレクト・リフレックスは柔軟性・透湿性がある
セレクト・リフレックスに含まれるライムストーンという天然石は、動物や貝などの遺骸などが、海底で積み重なって固まったものです。
これらは熱の影響を受けていないため、非常に柔らかい建築用石材と言われています。
セレクト・リフレックスをラップフィルムに薄く塗り、乾かしてから剝がすという実験を行ったところ、ゴムのようにぐにゃっと曲がる性質があることがわかったそうです。
それだけ柔軟性が高いということ。
柔軟性が高いということは、それだけ割れや剥がれ落ちるといった劣化が少ないため、外壁に塗るにはぴったりの塗料ということなんです。
大きな地震が来ても、強い風にさらされても、壊れたり、剝がれたりする心配が無い為、メンテナンス費を抑えることもできるでしょう。
また、セレクト・リフレックスは透湿性にも優れていますから、家の中の湿気を外へ排出し、湿気の滞りを防ぐ効果もあります。
【特徴③】セレクト・リフレックスは汚れにくい
一般的に使われている外壁材は、アクリルなど酸性のものが多いとされており、汚れを引き寄せてしまうというデメリットがあります。
一方、セレクト・リフレックスに使用されている「ライムストーン」は、アルカリ性ですから、素材そのものに自浄作用があるのです。
外壁ですから、雨や風にうたれ、汚れてしまうことはよくありますよね。
しかし、セレクト・リフレックスであれば、たとえ汚れが付着しても落ちやすく、常に美しい状態を保ってくれます。
外壁が汚れてしまうと、見た目の美しさも損なわれますから、汚れにくい・汚れが落ちやすいというのは大きな魅力ですよね。
また、セレクト・リフレックスはセラミックでできていますから、耐火性にも優れているんですよ。
【特徴④】セレクト・リフレックスは防カビ剤が含まれていない
一般的な外壁材には、陽の当らない環境でも壁を長持ちさせるために防カビ剤が含まれています。
それに対し、セレクト・リフレックスには、防カビ剤の代わりに、人体にも安全なホウ酸が含まれています。
ホウ酸とは、害虫駆除などに使われる、あのホウ酸です。
ホウ酸は、防火・防虫・防腐の役割をしっかり果たすほか、殺菌力にも優れていますから、カビや不朽菌から家を守るという働きも持っています。
また、ホウ酸は、無機質で揮発性がないため、これらの性能を半永久的に維持できるのも特徴です。
セレクト・リフレックスで快適な温熱環境を!
日本の夏の暑さは、高温多湿で、室内にいてもジメジメとした蒸し暑さを感じますよね。
家の温度を左右しているのは、実はほとんどが輻射熱と言われていますが、内断熱や外断熱材だけを施したのでは、わずか35%程しか防ぐことができません。
だからこそ、「セレクト・リフレックス」のような遮熱塗り壁材を使用することがおすすめなんです。
私たち無添加計画でも、内断熱・外断熱材に加えて、セレクト・リフレックスを取り入れた家づくりを行っています。
間取や外観だけでなく、1つ1つの建材にこだわるからこそ、本物の快適さを手に入れることができるのです。
お家で過ごす時間が、家族にとって今よりもっと心地よいものになるよう、私たちと一緒に家づくりをしていきましょう。
COLUMN
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