安心安全な「国産イグサ畳」

日本人にとって、非常に馴染み深い「畳」。

畳特有の香りや弾力性は、心地の良い空間を作り出してくれますよね。

なんとなく畳に座ったり、寝転んだりするだけで気持ちが落ち着く…という方も少なくないでしょう。

しかし、実は日本で流通しているおよそ85％の畳は、主に中国などの海外産であると言われています。

国産畳の流通量の少なさに驚いた方もいるかもしれませんね。

海外産の畳は、非常に安価ですが、栽培する過程で大量の農薬が使われていることがあり、決して安心安全とは言えません。

特に小さな子供や赤ちゃんは、畳の上でハイハイしたりお昼寝をしたりすることもありますから、人体への影響が心配されます。

もし、家づくりに和室を取り入れたいのであれば、やはり本物の「国産イグサ畳」がおすすめです。

そこで今回は、自然素材住宅に欠かせない国産イグサ畳の魅力に迫りたいと思います。

国産イグサ畳は、やはり香りの良さが魅力ですよね。

この香りには、天然木の香りと同じ「フィトンチッド」という成分が含まれており、消臭殺菌防腐効果などがあるんです。

加えて、フィトンチッドには人の気持ちを落ち着かせてくれるリラックス効果も高いと言われています。

なんとなくイグサのやさしい香りに包まれているとホッとするな…という人は、フィトンチッドの効果を感じているからかもしれませんね。

国産イグサ畳は、「天然のエアコン」と言われるほど調湿効果が高いのが特徴です。

お部屋の中の空気が乾燥しているときは水分を放出し、湿度が高いときは水分を吸ってくれます。

だから夏もサラッと気持ち良いんですね。

湿度が自然とコントロールされれば、加湿器や除湿器に頼る心配が要りませんから、光熱費の節約にもつながることでしょう。

国産イグサ畳は、空気を含んでいるので、フローリングに比べるととても柔らかいのが特徴です。

非常にクッション性が高いので、防音効果もあり、足への負担も軽減されます。

二世帯住宅など、階下への物音が気になる場合に安心ですね。

冒頭でもお伝えしたとおり、畳と言っても、国産と海外産では大きく異なります。

国産の畳の方が、触り心地も滑らかで、ツヤがあり、見た目もとても美しいもの。

一方、海外産だと色ムラも多く、触るとささくれ立っているものが多くあります。

和室にとって畳というのは、大きな存在感を示しますから、見栄えの美しさにこだわるならば、断然高品質な国産イグサ畳でしょう。

畳というのは、日に当たったり、時間の経過と共に、色褪せたり変色したりするものです。最初は青々としたイグサの色も、徐々に変化していきますよね。

海外産であれば、時間の経過と共に、黒ずんで汚らしく見えてしまいますが、国産のイグサを使った畳は、青色から黄金色へと変化するのが魅力的。

イグサ特有のツヤが、より美しく感じられることでしょう。

使うほどに良さが増すのは、国産イグサ畳ならでは。

経年美を味わう贅沢をぜひ実感してください。

実は国産の畳というのは、イグサがしっかり成長してから収穫し、乾燥して作るため、1本1本の茎が太く、非常に丈夫だと言われています。

その耐久性は、なんと海外産のおよそ1.5倍にもなるのだそうです。

たしかに価格的には、海外産の方がリーズナブルではありますが、耐久性がある国産は、長期にわたって品質を維持できるので、結果としてコストパフォーマンスが高いと言えますね。

和室のあるお家というのは年々減ってきていますよね。

マンションなどの集合住宅に至っては、全室フローリングという家庭も少なくないでしょう。

しかし、そうは言ってもやはりあると便利なのが畳のある空間。

和室は客間としても、子ども部屋としても活用でき、リビングの一角に設けることで「和モダン」な雰囲気を出すこともできます。

座り姿勢で過ごすことの多い日本人にとっては、畳というものは、とても身近なスペースなのです。

特に赤ちゃんのお世話をするのに快適なのが畳。

クッション性もあって、子どもが自由に寝転がれるため、フローリングよりも遊ばせやすいんです。

このことからも、意外と今どきの子育て世代に人気があるんですよ。

国産イグサ畳は、安価な海外産に比べ、見た目も美しく、品質も高いのが特徴。

実際に使ってみると、その違いを肌で感じるはずです。

五感をフルに使い、本物のイグサ畳の良さを体感してみてください。

私たち無添加計画では、栽培時に大量の農薬を使用する海外産の「化学畳」は使用しません。土づくりから畳の製作まで丁寧に行っているイグサ生産農家と契約し、生産者の顔が見える安全なイグサだけを使用しています。

畳のある空間を設け、ホッとひと息つける…。

様々なストレスに晒される今だからこそ、そんな癒しの空間をお家づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。