家のこと(新築)
2022.1.13. THU
子育て世代にもおすすめ!平屋住宅のメリットデメリットとは?

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いま人気の「平屋住宅」とは?

平屋とは、一階建て住宅のこと。
昭和のアニメにも登場するような、ワンフロアタイプの一戸建てのことです。
これまで二階建て住宅が主流だった新築戸建ても、ここ最近では、平屋住宅を希望される方が増えてきました。
それも若い世代、主に子育て世代に人気なのだとか…。
一体なぜ、平屋住宅がいま、子育て世代に注目されているのでしょうか?
今回は、平屋住宅のメリットデメリットについてご紹介します。
平屋住宅のメリットとは?

子育て世代が考える「平屋住宅のメリット」とはどんなものが考えられるでしょうか?
早速見ていきましょう。
平屋住宅のメリット①ワンフロアで暮らしやすい
平屋住宅は、ワンフロアなので階段を使って上ったり下りたりする必要がありませんよね。
ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんが、階段から落下する心配がなく、のびのびと暮らすことができるというのも、平屋の魅力と言えるでしょう。
また、洗濯や掃除、買い物後の荷物の移動など、ワンフロアなら家事もスムーズに行えます。
子育て中のママやパパの負担を減らすことができるというのは嬉しいですよね。
平屋住宅のメリット②耐震性能に優れている
一概には言えませんが、一般的に、平屋は、二階建て三階建てに比べて耐震性能に優れているというメリットもあります。
なぜなら平屋は、二階建て・三階建てに比べて、上層階がないため、その分の重みが建物にかかりにくいからです。
日本は地震大国と言われているほど、大きな地震が頻繁に各地で起こっていますよね。
ここ仙台でも、記憶に新しい地震と言えば「東日本大震災」でしょう。
大切な家族と住む家だからこそ、耐震性の高さは重要です。
もちろん、平屋だから地震が来ても安心…というわけではないので、平屋を建てる際も、しっかりと構造計算をしたうえで、家づくりをしましょう。
平屋住宅のメリット③家族とのコミュニケーションがとりやすい
ワンフロアの平屋は、二階建てや三階建てと比べると家族との距離が近いのが魅力です。
どうしても二階建てや三階建ての住宅は、上層階にある各々の書斎や子供部屋にこもりっきりになってしまうことがありますが、平屋ならいつでも「家族の存在」を身近に感じることができます。
家族と一緒に過ごす時間が多ければ、子供のちょっとした変化にも気が付きやすいですよね。
「ただいま」と子供が帰ってきた後も、しっかりと心のケアができる…そんな平屋だからこそ、子育て世代に人気があるのかもしれません。
平屋住宅のメリット④メンテナンス費用が抑えられる
平屋住宅は、一般的な二階建て住宅に比べてシンプルな造りのため、メンテナンスをする項目が少なくて済みます。
そのため、他と比べるとメンテナンス費用を抑えることができるんです。
たとえば、屋根やバルコニー、外壁など。
足場を組んで補修やメンテナンスを行わなければならない場所も、平屋なら高い足場を組む必要がないので費用がカットできます。
また、外壁など塗装する面積そのものが少ないので、費用を抑えることができるんです。
長く安心して暮らすには、定期的なメンテナンスは必要不可欠ですから、少しでもメンテナンス費用を抑えたい…という人は、平屋を選択肢の1つとして考えるのもいいかもしれませんね。
特に子育て世代は、子育てにかかる費用が多くかかることが予想されます。
少しでも家計の負担を減らせるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
平屋住宅のデメリットとは?

平屋だからこそ感じられるメリットがたくさんありましたが、その一方でデメリットもあります。
平屋住宅のデメリット①ある程度の土地の広さが必要
当然ですが、平屋の場合ワンフロアなので、それなりの広さがないと建てることができません。
ここに住みたい!という希望のエリアがあっても、「広さが足りない」「土地の価格が高い」といったこともあるかもしれませんね。
また、せっかくお気に入りの土地が見つかっても、周りが二階建て・三階建てに囲まれていると、陽当たりや風通しが悪くなってしまうことも。
平屋を建てるには、ある程度の土地の広さとゆったりと暮らせる環境が必要かもしれません。
平屋住宅のデメリット②意外と建築コストがかかる
メンテナンス費用が抑えられる平屋ですが、意外と建築コストがかかってしまうのがデメリット。
二階建て住宅と同じくらいの居住スペースを確保しようとすると、平屋の場合は広い敷地が必要になりますよね。
その結果、屋根と基礎も広くなり、その分コストがかかってしまうのです。
ただし、間取りを工夫したり、廊下を減らしたりするなど上手にやりくりすれば、費用を抑えることも可能です。平屋を建てる際は、依頼する施工会社によく相談してみるといいと思います。
平屋住宅のデメリット③プライバシーの確保が難しい
平屋を建てる場所にもよりますが、隣の家との間隔が近いとプライバシーの確保が難しくなることも。
なぜかというと、平屋の場合、風通しや採光を考えて窓を多く設置することがあるから。これにより、外から室内が丸見えになってしまうというデメリットがあります。
カーテンを設置するのはもちろんですが、窓の配置をよく考えるなど、平屋を建てる際には間取りを工夫することも重要です。
また、外部とのプライバシーの確保が難しいだけでなく、家族間でプライべート空間を確保することも難しいのが平屋住宅のデメリットでもあります。
テレワークが進むいま、パパの職場=自宅ということもありますよね。
仕事中子供の声が気になったり、家族の足音が気になったりして、集中できない…なんてトラブルもあるかもしれません。
平屋だと家族の距離が近い分、プライベート空間を確保したいという場合に少し不便に感じることもあるようです。
書斎や子供部屋の配置を工夫する、離れを設けるなど間取りを工夫して、納得のいく平屋住宅をつくりましょう。
憧れの平屋で快適な暮らしを!

平屋=古臭い…というイメージを持っていた方は、今回ご紹介したような平屋ならではの魅力を知って、びっくりしたかもしれませんね。
古くから日本で愛された平屋は、今もなお、多くの人に愛され続けています。
おしゃれな平屋住宅は、子供を持つ若い世代にも人気です。
これから家を建てようと検討している方は、平屋住宅のメリットデメリットをよく考えながら、満足のいく家づくりをしてくださいね。
COLUMN
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