家のこと(新築)
2022.1.25. TUE
狭小住宅こそ工夫が大切!狭い家を広く快適に見せる家づくりのテクニック

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狭い家だからこその魅力とは?

家づくりの際によくあるのが、敷地面積が狭いことに悩んでしまうということ。
せっかく理想の家を建てようと思っているのに、敷地面積が狭いと、間取りが上手くいかなかったり、家具の配置に困ったりしてしまいますよね。
しかし、実は狭い家は工夫次第で、広く快適に見せることができるんです。
しかも、狭い家は広い家にはない魅力がたくさんあります。
たとえば…
・無駄な空間がないから物が増えにくい
・狭い家だからこそ家族との距離感が近い
・家づくりの際にコンセプトが決まりやすい
など。
狭い家だからこそ、限られた空間を有効活用することで、より快適に心地よく暮らすことができるんです。
そこで今回は、狭い家でも広く快適にする様々な家づくりの工夫をご紹介します。
1.狭い家こそ天井を高くした家づくりを

敷地面積が狭い家は、天井を高くすることで「圧迫感」をなくしましょう。
天井高が5~10cm高くなるだけでも、開放感を感じることができ、お部屋を広く見せることができます。
また、あえて梁を見せる家づくりをするというのも1つのテクニック。
天井に凹凸ができることで、メリハリが生まれ、空間を広く見せることができるんです。
無垢材の梁は、味が出るので、お部屋の雰囲気もさらにグレードアップできるでしょう。
2.ロフトのある家づくりで狭い家のスペースも有効活用

ロフトとは、屋根裏部屋のような空間のこと。
実はこのロフトは、狭い家こそ空間を有効利用するのに向いているんです。
最上階にあたる小屋裏部分を利用すれば、普段使わないシーズンオフ用品の収納やパパの趣味グッズを収納することができ、生活スペースをより広く使うことができるでしょう。
最近では、パパの書斎や子どもたちの秘密基地として使ったりする家庭も増えています。
上手く活用すれば、単なる収納場所ではなく、1つの部屋として使うこともできるので、家づくりの際はぜひ検討してみてくださいね。
3.狭い家はアウトリビングで空間を広く見せる

ここ数年、トレンドとなっているのが「アウトリビング」。
アウトリビングとは、リビングから続いているバルコニーやデッキなどの屋外スペースのことを言います。
屋根がかかっていなければ、建築面積や延床面積に含まれないため、有効的なスペースとして利用することができるんです。
リビングに続けてつくることで、室内空間が広く見え、狭いリビングでも圧迫感を感じることがないのが魅力。
天気の良い日は、家族で食事をしたり、お庭を眺めながらコーヒータイムを楽しんだり、テーブルを出して子どもたちの勉強スぺースにしたりと、様々な活用法ができます。
なるべくアウトリビングに面した窓は、天井まで大きくとると、リビングとの一体感が生まれ、より広々と開放的に見えますよ。
4.吹き抜けがあれば狭い家も開放的に!

アウトリビングと並び、家づくりの際によく取り入れられているのが「吹き抜け」です。
吹き抜けとは、上階の床の一部を張らず、上下階に連続させた空間のこと。
天井が高く見えるので、狭い家でも空間に奥行きが生まれ、圧迫感を感じさせることがありません。
上階の壁に窓を設置すると、自然光を取り入れることもできるので、リビングがより明るくなるでしょう。
もちろん、吹き抜けがあると、風通しも良くなるので、換気の面でもばっちりです。
5.狭い家も窓を大きくすると広く感じる

窓が大きいと外の空間の見通しも良くなるので、狭い家こそ、大きな窓を取り入れましょう。
大きな窓からたっぷりと入った陽射しは、お部屋をより明るく見せてくれます。
日中は電気をつけなくても暮らせるので、省エネ効果もありますよ。
そしてもう1つ狭い家の家づくりにおすすめなのが「ピクチャーウィンドウ」。
ピクチャーウィンドウとは、窓を額縁に見立て、外の風景をまるで絵画のように取り込む手法のことです。
日本の和室などにもよく見られますよね。
外の景観にもよりますが、廊下や階段廻りなどにピクチャーウィンドウを設置すると、暗い廊下や階段廻りも、外の光が入るので、明るさはもちろん、開放感も出すことができます。
日本ならではの四季を感じられるピクチャーウィンドウは、景色の良い立地の家づくりにおすすめです。
6.明るい色のインテリアは家を広く見せられる

室内空間を広々と見せたい場合は、インテリアを明るい色で統一しましょう。
壁や床が明るい色なのに、家具が黒やダークブラウンのようなシックな色味だと、色のコントラストによって、家具が大きく強調されて見えてしまいます。
特にソファーなど、もともとサイズ感が大きなものは、より存在感が出てしまい、室内に圧迫感を与えてしまいます。
家具を置く際は、なるべく壁や床との色味を統一させるようにしましょう。
もし、お部屋全体が淡い色になりすぎて、なんだか物足りないという場合は、観葉植物を置いたり、クッションやラグなどに色味を加えたりすると良いと思いますよ。
洋服をコーディネートするように、お部屋も全体のバランスを見ながら、ポイントになる色味を足したり引いたりして作っていきましょう。
7.スケルトン階段で狭い空間に広がりを

スケルトン階段とは、蹴込み板をなくして、段板とささら桁だけでつくられた階段のこと。
段板と段板の間に隙間ができ、向こう側を見渡すことができるため、狭い家でも空間に広がりを持たせることができます。
特に玄関が狭い家に取り入れると、奥行きが感じられるのでおすすめです。
8.ガラスを上手く使った家づくりは広さを演出

狭い家も、随所にガラスを取り入れることで、空間を広く大きく見せることができます。
特に面積が狭い階段や玄関などは、小さな窓1つで目線が外に抜けるので、広さを感じさせてくれるでしょう。
採光も確保できるので、狭くて暗い場所も、すっきりと明るく見せることができます。
また、部屋と部屋との間仕切りにもガラスを取り入れると、視線の抜けができて空間に奥行きを生むことができます。
9.ハイサイドライトで狭い家も明るく広く

ハイサイドライトとは、高い位置につくる窓のこと。
上部に視線が抜けるので、天井が高く見えるような感覚になります。
自然光も取り入れやすいので、照明に頼らなくても日中は明るさもキープしてくれるので、省エネ効果も高いでしょう。
また、ハイサイドライトなら、高い位置に窓があるので、外からの視線を気にせずつくることができます。
家づくりの際に、大きな窓を取り入れたくても、道路に面して外からの視線が気になったり、隣の住宅との距離が近く、視線が気になったりする場合に有効な方法です。
10.曲線を作って狭い家に奥行きをプラス

玄関や廊下など、狭い場所には曲線を取り入れるのがおすすめです。
直線よりも曲線の方が、ラインが長く見え、奥行きを感じられます。
また、曲線の方がやわらかい・優しい印象を与えてくれるので、無垢材や漆喰といった自然素材の家づくりにおすすめです。より温かみのある家に見せることができるでしょう。
狭い家も工夫次第で快適なマイホームに!

家づくりをしようと思っていても、予算や環境によっては広い土地を見つけることができないこともありますよね。
しかし、狭い家だからと言っても諦めてはいけません。
工夫次第で、狭い家も広く素敵な家づくりをすることができます。
家づくりの際には、今回ご紹介した「狭い家を広く見せるテクニック」を参考にしながら、取り入れてみたいアイデアを提案してみましょう。
構造上難しいこともあるかもしれませんが、専門家に相談しながら1つ1つ間取りを工夫することで、理想のマイホームを手に入れることができるかもしれません。
私たち無添加計画では、これまでたくさんの方の家づくりに携わってきました。
その経験を活かし、お客様1人1人に合った家づくりをアドバイスさせていただきます。
加えて、そこに住む家族の健康を考えた「自然素材」の家も推奨。
広々とした空間だけでなく、住み心地の良さも感じていただけるはずです。
これから家づくりをしようとお考えの方はぜひ一度、無添加計画にご相談ください。
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